収益性、信頼性を最大限実現した太陽光発電所を作るために | 用地の実調編-配電線への系統連系点の状況
テクニカルインフォ
2017年11月7日
前回に続き現場調査にて確認すべき項目をご紹介いたします。
今回は系統連系点についてです。
太陽光発電所を建設するにあたって、
発電した電力をどのようにして電力会社へ供給するかを確認しなければいけません。
発電所内の電力ケーブルは系統連系柱と言われる電柱に接続され、
はじめて電力供給できる環境となり、この系統連系柱にある
開閉器(PAS)が電力会社と発電所との責任分界点となります。

その系統連系柱はどこにあるのかについては、
電力会社との接続契約によって決まりますが、
予めおおよその検討をつけておく必要があります。
敷地から予定連系柱までの送電線ルートがどのようになっているかで、
ケーブル長やケーブル仕様を決定することとなります。
施設から連系点に至るまでの距離が長くなると
ケーブルが長くなるばかりでなく、送電ロスが発生することのないように太くする必要も生じます。
連系柱と構内引込柱の位置の位置はコストに大きな影響を与える要因となります。

現地調査において、連系点がどこなのかをしっかりと確認されることをお勧め致します。