前回までのご紹介で、敷地の寸法、上から見たアレイの寸法、
アレイ列間隔が分かりました。
早速ですが、アレイを図面化した敷地内に収めて、
どのくらい積載できるのか見てみましょう。
先ずは敷地内周に仮でフェンスを設けておく必要があります。
敷地の辺々より1,000mm内側に設けるようにします。
フェンスを設ける理由としては
電気設備技術基準・解釈 第23条第1項により、
高圧及び特別高圧に対し、取扱者以外の方が立ち入らないような
措置を講ずる必要が有る旨が謳われております。
600V未満の低圧区分に関しては、このような規程はございませんが、
お子様や動物の侵入による生命に関わる事故はもちろんのこと、
事故による発電量の損失も懸念し、弊社は低圧に関しても
原則としてフェンスは設けるようにお奨め致しております。
それでは、いざアレイを敷き詰めてみましょう。
最終的には現地測量等を通して、微調整が入りますが、
現段階では敷地内に詰めるだけ詰めるという方法で大丈夫です。
国土地理院が発行している等高線付きの地図を入手されるなどして、
事前にどのような地形かを予測する事も可能です。
それらの予め入手できる情報を集めるだけ集めて、
今回のような割付けを行えば、より精度は上がります。
このように、この敷地には最大2460枚のモジュールを
敷き詰められるであろうという予測が立てられます。
当然ながら地形や使用するフェンスの高さ等によって、
今回のような配列方法では適さない敷地もございますが、
概ねの目安とはなります。
まずは情報収集段階における割付けはここまでとなります。
次回から「理想収支立案編」に移りたいと思います。